突然の出来事はなにかの予兆か?
・もう忘れようと努力しているにもかかわらず、
向こうから勝手にやってきて思い出させてくれる。
つまり、妻が女史Dに貸したお金です。
しかし、一部とはいえ返してくれたことは重要です。
そして、これで終わりにしてくれということではなく、
いつまでかは知らないけれど返してくれる気持ちはありそうなのです。
別にこちらが貸したわけですから、有り難く感謝する筋合いのものではありません。
しかし、宛名だけの走り書きで郵便受けに入っていたということは、
郵便経由ではない!
・本人が直接やって来たということでしょうかね。
しかも、封書の中に便箋が入っていて簡単な文章がしたためられていました。
おそらく我々に会うつもりはなくさっといなくなった!
その辺までは何となく読み取れます。
しかし、こんな大金?最近見たこともなく、
ずっと地を這うような生活していましたので……
バイトで昼間家を空けるのが不安になってしまい、
泥棒に入られはしないかと入念に戸締まりをしてしまう。
しばらくの間に、とんでもなくスケールの小さい人間になっていました。