状況が多少好転する
・元バイト先の焼き鳥屋の状況が思わしくないとの、元同僚であり常連客のS山さんの話でした。
まあ、すでに縁の切れた店ですから、どうでもいいのですがね。
ただ、店の売り上げを盗んだとかあらぬうわさで私を陥れ、
実際に盗んでいた張本人がお縄になったとのこと!
これで、一応私たちの名誉も回復されたわけです。
そちらの方が気分的に晴れ晴れしました。
帰ってさっそく妻にその辺の顛末を話しました。
女史Dの夜逃げの件以来かなり落ち込んでいたのですが、多少なりとも表情が戻ったようでもあります。
・その焼き鳥屋の件で、もう一つ意外だったのは、
常連客だった元パワハラ上司であるWジジイが店主にくってかかった話です。
私に対するあらぬうわさを信じ、やめさせてしまった責任は重いと!
案外Wジジイも良いとこあるじゃないか。
でもねえ、S山さんの話を良く聞いてみると、どうやら未だに元上司目線でくってかかっていたようなのですよね。
俺の部下に何してくれるんだっていう目線です!
これは……どう評価して良いものやら
いずれにしても、Wジジイも焼き鳥屋を去り、近所の居酒屋へ!
それが、近所といっても向かいの店でね。
店主もスタッフも自分の所が見限られたとすぐに分かってしまうわけです。
精神的に余計応えてるんじゃないかと、これはS山さんの見解です。