妻の決断
・金銭的に多少なりとも余裕のあるときはまあ良いかと……
しかし、切羽詰まってきますと、あらゆる方面からお金の回収を試みるわけです。
たとえば、以前妻が友人の女史Dにけっこうな額のお金を貸しました。
つまり、長年独身の女史D、もっと言えばずっと男を知らず生きてきた女史D、が、ホストクラブ通いをはじめ、あるホストに惚れてしまいお金をつぎ込みましてね。
いうなれば男に騙される典型的なパターンの一つです。
ついに、スッカラカン
妻に泣きついてきたため、何度かに分けて相当な金額を用立ててやったそうです。
私は女史Dがホストと夜逃げした後で知りました。
・で、ほとんどお金は回収できておりません。
女史Dはしばらく行方知れず、心配して恩師のA氏が探し出したのですが、
隣町でそのホストと幼い娘の三人で暮らしているようでした。
ホストは案外子煩悩で娘は女史Dになつき、おばあちゃんと呼んでるそうですがね。
ホストも夜の世界から足を洗い、工事現場で働き始めているようでした。
そんな状況をみると、妻もなかなか強く金を返せとは言えなかったようです。
・しかし! 今は状況が違う。
ここは、心を鬼にして回収できるものは回収するべきですね。
でないと、我々の今後の生活が惨めなことになるわけです。
そこで、現状の説明と返済を迫る督促状を書きましてね。
女史Dに渡しました。
まあ、あまり期待はできませんが……
そのままにはしておけませんしね。
こうなれば友情もへったくれもありません。
ふたりして働いているんですから、遠慮しないで返してもらうべきです。
男は若いし、月々催促しましょう。
コメントありがとうございます。
とにかく何らかの返答を期待しています。
このままではすっきりしません。
タコポン