ある日のバイト先
・焼き鳥屋でのバイトは夫婦共々続けております。
これも足りない年金を補う貴重な収入源なのです。
仕事の内容自体はいたってシンプルなのですが、それゆえ面白みもないのです。
くる日もくる日も同じことの繰り返し
ところで、私の現役時代の元パワハラ上司Wジジイも相変わらずほぼ毎日やってきます。
飽きないのが不思議なくらいですが、
決まって生ビール一杯と焼き鳥数本食べて帰ってしまいます。
最近引きこもり息子がバイトをやめてしまった関係もあるのでしょうか、
元同僚S山さんが再び店に現れるようになりました。
息子が働いているうちは、いくら袂を分かつことになっても気まずい部分もあったのでしょう。
息子が働いているうちは店から遠ざかっていたのですがね。
あとはまあ、常連客も増えてきました。
そういう意味で店の収益は安定しているはずです。
我々はバイトなので、お金をいただければそれでいいのですがね。
・ところで、以前にも話をしましたが、
常連客の中に妻に色目を使うシニアおっさんが一人いるという話
相変わらずやって来ます。
ところが、妻がぞんざいに扱い続けたので、別のスタッフに乗り換えたようです。
妻もホッとしたようですが、なんとなく一抹の寂しさも感じているようです。
ただ……こういうのって心理的には少し危ないのかもしれません。
男女の心の機微に触れるようなところもありそうですしねえ。
考えすぎかな……
ただ、他のスタッフに乗り換えたふりをして、妻を振り向かせようとしているのであれば、これは油断なりません。
このような高度なテクニックの使い手なのかどうか、
見た目はしがないおっさんなのですがね。