老後生活を危うくする身近な生物
・以前妻の友人の女史Dが、貢いでいた子持ちホストと駆け落ちし、
大騒ぎになったことがありました。
結局、恩師Aの捜索で隣町で幸せに暮らしていることが判明!
ひと安心なのですが……
A氏取り巻きの妻や女史たちはそれでは治まらないのです。
昼間のエンタメ関連の見過ぎなのでしょうか、
もっとわくわく感や波瀾万丈を期待していたのです。
表面上はよかった安心だと言いながら、心の底ではなーんだちょっとがっかりとね。
根底には他人が不幸であればあるほど相対的に自分の幸福度指数が上ると言う側面があります。
裏を返せば、自分の人生を変えることが出来ない大衆の限界、
それを自分自身がよくわかっているのです。
だから、他人に不幸のネタを求めてしまうという悲しい現実です。
しかし、冷静に考えてみると私自身も同類なのです。
決して妻たちを見下すことは出来ません。
無力の大衆であり、毎日なんとか生きていて、金も名誉もない町のいちシニアなのです。
・ではどうすべきか……
最低限、事件の当事者とならないように、日々気をつけるほかありません。
しかしねえ、私一人で生活しているのであればまだしも、
妻という異次元の生き物がすぐ横にいるわけでして……
時に想定外の行動に及び、私を混乱に陥れてしまうわけですよ。
そして、再びその気配が漂い始めているのです。
それは婆さん亡き後の焼き鳥屋の勢力図なのですがね。