人間嫌なものは嫌だ!
・元同僚S山さんは気付いていました。
元上司の爺さんが焼き鳥屋の常連であることを……
そして、それを確認するために爺さんが帰った後私のとこにやって来て、
あの爺さん、あれだよねって!
私は、たぶんねと……
しかしね、こんなことで常連の一人を失うのももったいない話です。
しかし、相手は客ですから……金を払う立場は強いのです。
だから、私の方から話すことは何もありません。
放っておくしかないのです。
・翌日、S山さんはもう来ないものと思っていましたが、やって来ました。
いつものようにちびちびやっています。
一方、元上司の爺さんは今日はお休み
ほっとしましたが、いちいち気にしてもしょうがないのです。
店は婆さんの息子の勢いそのまま繁盛しています。
しかし、最近ちょこちょこやめていくスタッフもいたりします。
なかなか人手不足で補充のききにくいご時世ですが、
常に求人は出しておかなくては!
妻の話では同じ商店街にほぼ同じ手法の焼き鳥屋が近々オープンするらしいと!
やめたスタッフはそちらに行ったようです。
不穏な空気が漂いはじめています。