ときどき振り返る妻との関係
・結婚して40年近くになります。
すでに私は前期高齢者の仲間入りを果たし、年金をいただく身です。
妻は少しだけ歳が離れていますが、若いときはともかく歳と共に誤差の範囲内といいましょうか、同世代化してきました。
長年同じ屋根の下で暮らしておりますと、もはや異性としての刺激性はなくなり、
もう一個体生き物がウロウロしているという感覚ですかねえ。
女性という側面から気を使うこともなくなりました。
・若いころは、一緒にお風呂に入ったりしてましたが、
とてもじゃないけど今はダメです。
お互い変わり果てた肉体を見せたくないのです。
異性を感じる瞬間がほぼなくなってしまうと、日々どのような生活がやって来たのか?
横に座って息している生物であり、一応互いに人格というものが有ることは認めている。
そして、喋るし、動きもするし……
すると、もうロボットの域なのです。
但し、ロボットは食べませんが、我々は食べるし、それが生き甲斐だ!
つまり、食べる生物というのがシニア夫婦の実体かもしれません。
飽くまで一例ですから、特殊事例なのかもしれません。
一般化しないよう……