年金生活における妻との関係性
・あくまで一個人の私的な場合なのですが……
結婚したのが三十前でしたから、ずいぶん年月が過ぎてしまいました。
しかし、依然として妻とは夫婦であり続けているわけです。
そして、たぶん大きな波がやって来ない限り、どちらかが亡くなるまで同じ屋根の下で暮らしていくんでしょう。 🙄
ですから、そういった時間的流れがありますから、
日ごろは慣れっこになってしまい相手のことを特に意識することもないのです。
毎日ルーティン化した日常生活が過ぎていくにすぎないのです。
妻も私も外での生活には変化があるのですが、こと家の中での夫婦生活は余り変化がない。
・ただ、長い年月の間には徐々に変わって来てはいます。
若いうちは子作りという共同作業が前面に出ていた時期もありました。
若い体は魅力的でしたが、それも年々慣れというものも手伝ってマンネリ感が支配し始めましてね。
その辺りから、肉体的関係性よりも精神的な部分に比重が移行していったのです。
でもねえ、いつも普通に彼女は家に居続けましたから、居て当たり前なのです。
そして、たまに妻が居ない状況、例えば今回のように実家に帰ってしまったときなどは、ポツンと一軒家状態で面食らってしまいます。
壁に向かって喋るわけにもいきませんから、沈黙のみです。
テレビつけても向こうからの一方通行ですから、すぐに飽きてしまいます。
そんな時妻の存在を再認識するわけです。
良いか悪いかは別にして……