人の悩みは他人には分からない
・渋々感を漂わせながら、妻たちカルチャー仲間の集いの場に出かけました。
行ってみると、意外なことに例の私を呼び出したA氏だけがぽつりと一人だけ……。
場所はだだっ広いフードコート、客は程々にいて適当に散らばっているような感じかな 😕
聞くと、妻たちはデパートの催し物を見に出かけたそうで、後はよろしくということだったようです。
ふーん、勝手なものだと少しムッとしました!
というのも、Aさんとこれから何を話して良いかすらよくわかりません。
横からフォローしてくれそうな人が皆無だから、途方に暮れてしまったのですがね。
・まあ、今から逃げるわけにも行かず、とりあえず座りました。
すると、Aさんの方から話し出しましてね、こちらは聞いているだけの感じで……
どうやら蔵書は私のバイトの甲斐あって整理はでき、倉の中にあったご先祖関係のものもかなり処分できたらしいのです。
ただ、家の買い手が急死してしまい、売却の話は暗礁に乗り上げてしまったんだとか……
へーえ、世の中先のこと分かりませんねえって感じで、ふむふむと聞いていると、
どうやら用件はそういうことじゃなくて、
時々このように出かけてきて話をする相手はいるのだが、高齢女性ばかりで、男の友人が一人もいないというのです。
それが非常に寂しいんだとかで……
できればたまにあって話を聞いて貰えないかとか……
ちょっと待て! 😯
それは……私に話をしても、たぶん知的レベルに雲泥の差があるから、壁に向かって話をしているのと変わりませんよって言ったんですがね。
納得しないんだこれが……どうしよう?