義父は亡くなったが骨は残さなかった
考えさせられることがありましてね
妻の父、つまり義父は5年前に亡くなりましたが、お墓は作りませんでした。
それは本人の意思でしたし、妻は姉妹ですからいずれ墓を守る人もいなくなるのです。
どうしたのか?
- 遺骨を海洋散骨したのです。
生前から周囲の人にはその旨伝えていて、義母がプロの海洋散骨業者に依頼しました。
義母も妻もそれで納得していますし、なんら不都合もないようです。
義母は自分の時も海洋散骨するよう妻に伝えているようですから、その際には意思を尊重することになるのでしょうね。
一方、私は父の墓のことで今後どうすべきか悩んでいます。
その辺の事情は、以前本ブログでも触れましたが、人それぞれ状況や考え方が異なりますから、いろんな方法があってしかるべきと思います。
ただ言えることは、遺骨を残すか残さないかという問題以上に、私の親も妻の親も自分たちの特徴(遺伝情報)は確実に私と妻が受け継いでいるという現実があるわけです。
つまり、本人たちの生きてきた証は消えてはいないのです。さらに、私たちの子供、さらに孫というようにどんどん未来に継続して行っています。
もはや、自分たちの使命は達成されており、自分という物体がなくなっても生き続けていくわけです。
これは概念ではなく科学的事実です。
- 海洋散骨については、粉骨の段階から散骨のプロの業者に委託することができ、妻の話ではすべて散骨しても良いが、一部持ち帰り手元に分骨しておくこともできるそうです。
ちなみに、義母はすべて散骨してもらいました。
また、当日は散骨現場まで乗船し同行できますが、船に弱いとか心情的なものがある場合は代行してもらうこともできるそうで、義母は代行してもらいました。
いずれの場合も、散骨証明、散骨場面の映像と位置情報を電子媒体で受け取ることになります。
私は、いずれ解決しなければならない親の墓の対応方法の一つとして検討してみようと考えています。
参考までに下記に関連資料添付しておきます。
