自己を見つめる日々
・このところ人生を見つめる時間が増えています。
何のために生きているのか……
なぜそんなことを考えたりするのでしょうかね。
そもそも生きているという現実が有り、それをどうすることもできないのです。
しかし、考えてしまう。
それもこれも、かつての元部下T君のことが忘れられないのかもしれません。
Wジジイの遠縁に当るとは知りませんでしたが、体調がすぐれないということで遠方まで見舞いに行ってきたのです。
おそらく彼はそう長くはないでしょう。
奥さんがそのようなことをおっしゃっていましたしね。
T君自身がどの程度自分の病を把握しているのか、そして死というものを受け入れているのかは分りません。
ただ、死というものは誰にでもいつかは必ずやって来ます。
・しかし、いつなのかは分りません。
仮に明日だったとしても、現時点では遠い先のことだと思い何も考えないのです。
そんなものでしょうね。
しかし、T君の場合はより現実的です。
もっと具体的なのです。
すると、考える中身もその時点での心構えも違ってくるのです。
私のような毎日ただ平々凡々と流されて何も考えずに生きている。
そのような日常でいいのか……分りません。