人生下り坂のころ
・ここ数日、元同僚S山さんから電話はありません。
元引きこもり息子の件で、Wジジイに相談してみたらどうかと、
私の苦し紛れの提案を受けS山さんがWジジイと接触したのかどうか……
その辺は、大変興味のあるところなのですが、知る由もありません。
こちらから「どうだった?」なんて首突っ込むと、
気付けば土俵の真ん中にいたなんてことになりかねませんから要注意です。
一旦忘れることにしました。
・ところで最近よく思うのは、若いころと違ってシニアともなれば、
体に粘りが無くなってしまったということです。
体の粘りは、精神的な部分、たとえば集中力や意欲などと無関係ではありません。
体力が落ちればやる気も落ちるということなのでしょう。
パン屋のバイトでも、もう少し頑張れば今日中にできてしまいそうなものを、
明日に持ち越してしまうということですね。
若いころならなんてこと無く片付けていたものを、全身にしんどさが蔓延しているのです。
・パン屋の奥さんも同じような感じなのかも知れません。
今までご主人と2人だけで切り盛りしていましたから、
少々のことでは休めません。
そこに我々夫婦がバイトとはいえ加わったのですから、
緊張の糸が切れてしまったのかもしれません。
そして、一旦寝込んでしまうとそれに慣れてしまい、中々立ち上がるのも大変なようです。
後のない切羽詰まった引けない状態、これが人間を長生きさせる源泉なのかも……
だとしたら悲しいけどね。
私も未だ60代前半デスが、気力体力の衰えを感じます。出勤で疲れてしまい会社の手前の喫茶で一息入れて会社に行く次第です。
実際その歳にならなければ分らないことがあるのだと、しみじみ感じています。
若いころ爺婆の話していた言葉が、最近すごく理解できます。
タコポン