芸は身を助ける

・大げさなことではないのですが……

ただ、経験がないよりはあった方が良いのかもしれません。

そんな話です。

そもそも私はサラリーマンをずっとやってきましたし、

妻は専業主婦でした。

ですから、基本的に接客経験はシニアになるまで皆無でした。

むしろ一貫して買う側の人間、客の立場だったのです。

ですから、年金生活者になり薬局でのバイトや焼き鳥屋、うどん屋といろいろ接客を経験しましたが、面食らうことも多くてねえ。

客が何を望んでいるのか、どう対応すべきか……など、

最初は慣れないもので、けっこうお叱りをいただいたりもしたのです。

そのうちに経験も積み、客の考えや望みも分かるようになりましてね。

・そして、その経験というのはけっこう貴重だったのです。

今回パン屋で働くことになりましたが、

我々の仕事は接客主体ですから、今までのバイトの流れで普通に対応することができるわけです。

芸は身を助けてくれるのでしょうかね。

大した芸ではありませんが、無いよりはましです。

焼き鳥屋の酔っ払いや、薬局のうるさ型のおばさん連中に比べれば、大変楽に対応できます。

それがまた心の余裕を生み、自然なアドリブへとつながっていくわけです。

店主から予想以上の高評価をいただきましてね。

安心の滑り出しです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日常生活

前の記事

毎日予定のある幸せ