歳を取っても下手な生き方は変わらず
・元常連さんたちとの飲み会は酔いが回るに連れ盛り上がりましてね。
仕事抜きの楽しい時間を過ごしました。
また、急にバイトをやめた経緯や、
やめた後で知った店での私に対する中傷なども聞けました。
自分の知らないところで、けっこういい加減な話が出来上がっていたものです。
私が店のお金を使い込んだとか、店主の奥さんと男女の仲になっているとか……
驚きの話ばかりです。
ただ、これはうわさ話として誰かが裏で仕掛けていたと実感するものですが、
だからといって今さらどうしようもないし、どうにもなりません。
テレビドラマであれば、刑事が聞き込みをしながら問題解決に向かえるのでしょうがね。
そもそもこうなる前に、不穏な空気を事前に察知し、手を打てなかった私の負けです。
いや、それ以前にそのような敵を作ってしまった私に何か欠点があるのでしょう。
本質的に恨みを買うような言動なり性格か……
ただ、今さら悔やんでももう高齢者ですから、先が見えています。
このまま気を取り直して進むしかありません。
・ところで、常連さんたちはもう働かないのかと聞きますので、
良い仕事があればよろしくと頼んでおきました。
商店街の人がけっこういましたからね。
でももうあの焼き鳥屋の近くではいやですけどねえ。
そして、お金は日に日に少なくなっていきます。
我が家に金目のものはと考えたところ、コレクションのマンガ本がありました。
今となっては箪笥の肥やし的な位置づけになっていますしねえ。
査定してもらうと、数万円にはなるようで!
即売却
でも、保管場所にぽっかり大きな空間が出現
なんとなく寒々した気分になり、少し寂しい感じもします。