意識する程おかしくなる私

・例の件です。

つまり、元同僚S山さんの引きこもり息子……

私の職場である焼き鳥屋でなんとかバイトを始め、みんな喜んだのもつかの間、

やめちゃったのは知るところです。

先日の元同僚たちとの飲み会の帰りにS山さんに息子の現状を聞いてみました。

息子もすでに一人暮らししていますが、女が転がり込んできて同棲中!

この仰天情報が心に刺さりましてね。

しかも、相手が私の同僚で息子の教育係だったおばちゃんスタッフだと知り、

動揺を隠しきれない私です。

知ってしまった以上どうしようもないんだけど、

ただ妻にもバイト先の連中にも誰にも言えません。

・しかし、おばちゃんスタッフとは毎日顔を合わせます。

妻とはバイト先のみならず、家に帰ってもずっと一緒!

つまり、ずっといつもと変わらぬように振る舞い、会話もしなければなりません。

おばちゃんスタッフと仕事のやり取りで目が合うことも良くありますが、

その目に何か意図なり疑念なりを感じさせてはいけませんから、

さりげなくその目から視線を外し逃げなければなりません。

自然に……自然に……あくまで自然にです。

しんどい!

妻に対してはもっと微妙です。

すでに結婚生活は40年に及びます。

私の行動、態度の細部にわたり、その心の中との連動性が把握されているとみなければなりません。

しんどい!

意識すればするほどに動作がおかしくなり、人間ロボットのような振る舞いになってしまうのです。

そろそろ限界か……

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