老化は目にも忍び寄る
・マンション管理人の仕事を終えたころ、いつものように住人のA婆さんがやってきました。
二人で近くの定食屋に行き昼飯食べるのです。
まあ、これは日課になってますから、今やA婆さんとも友人関係となりました。
ところで、最近少し気になっていたのですが、
婆さんがときどきフラつくことがありましてね。
今日もなんとなくソロリソロリ歩いているような気がする。
体調悪いのか聞くと大丈夫だと答えます。
でも、足元おぼつかない気もして仕方がない。
私の不審そうな気配に気付いたのか、今日は少し霞がかかったような天気だからね。
??? 今日は秋晴れの清々しい日なんだけど
・婆さん、目がかすんでいるのではなかろうか……
昼飯食べながらいろいろ話聞いてみると、なんとなく白内障のような気がしてきましてね。
放っておくと、日常生活に支障来したら可哀想だ!
医者に診て貰うように進めましたがね。
本人曰く、医者には出産以来行ったことがないとのことで……
手続きとか何を持っていけばいいとか、さっぱりわからんと!
すごい! なんという健康体だ!
でもこのままじゃあ危ないから、一応眼科についていくことにしました。
といっても、マンションから20メートル程のところに眼科のあることは知ってましたからね。
保険証だけ持ってこさせ、取りあえず行ってきました。
バイトまで少し時間ありましたのでね。