みそ汁にゴキブリ発見の日

・マンション管理人の仕事は平日の午前中で終わりです。

その後近くの大衆食堂に出かけ、お昼を済ませ帰って行くという毎日です。

そして、その食堂も以前は婆さんと二人で出かけていたのですが、

今は独りぼっちの状態です。

・本日もいつものように定食屋に行き、日替りを注文しました。

定食ですから、みそ汁もセットで付いてきます。

定食を大体食べ終わり、残りのみそ汁を啜っていると、

何やら黒いものが豆腐の影から舞い上がってきましてね。

よく煮込んでいるのか形状が崩れているのですが、足が六本確認できまして……

これは！

私が忌み嫌っているゴキブリだ！

ずいぶんと立派に成長し、脂がのってギラギラ感を認む個体だ。

・当然死んではいるのですがね

これを椀の中に発見すると、これ以上箸は進みません。

直ちに店員に指摘しようと立ち上がりかけたのですが、

待てよ……

ここでクレームつけてみそ汁を交換してもらっても、出所は同じ鍋だ。

つまり、真の問題解決にはならないことに気付く！

しかも、交換してもらえばもはや残すわけにはいかない。

どうすべきか……

でも、一応事実は知ってもらいたい。

そこで、椀の中で豆腐の上にゴキブリが寝そべるような感じにして、

つまり、白の上に黒という一番目立つ状態で返却口に戻しました。

しかしねえ、この店の厨房ではゴキブリの混入なんて日常茶飯事なのでしょうね。

だからといって、客としては見る見ないで大きな違いがありますわい！