職は欲しいけれど人間関係も大切だ

マンション管理の仕事の帰り、いつものように元薬局店主の婆さんが待ち構えていました。

いつもの定食屋で二人並んで昼飯を食べていると、

後から爺さんが入って来て婆さんの横に!

ああだこうだとぶっきらぼうに話しかける。

爺さんが婆さんに、

「それで見つかったのかい?」

「ないこともないが……」

「奴か?」

こちらを指さしたかと思うと、

「雇ってやろうか?」

私は面識もないので沈黙していると、

「だから、雇ってやろうかって言ってるんだよ」

「あんた誰?」

ムッときたのですが、私本当に知らないのです。

婆さんが、あー紹介してなかったっけ?

この爺さんは婆さんの旧友で、商店街の外れで居酒屋やっている大将でした。

以前バイトで働いていた焼き鳥屋から相当離れているため、店自体私は知りません。

やっと、会話の入り口のところで納得が行き、話が進み出しましてね。

どうやら何処とも人手不足のようなのです。

スタッフが急に辞めてしまい探しているとのことで……

しかし、そのぶっきらぼうなところ、なんとかならないものか。

これでよく商売をやっているわい!

こんなところで働けば、半分怒られながら働くことになるかもね。

既に体が拒否反応を示しています。

詳しい話は婆さんの方から説明しておいてくれと言い残し帰って行きました。

やはり、面倒くさいのは人間関係だ!

気持ちよく仕事はしたいけど、耐えがたいこともあるしねえ。

ブラックな匂いプンプン

爺さんが帰るやいなや婆さんに断りましたがね。

なかなか世の中望み通りには行きませんわ

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