しがらみは歳と共に増えていく
・妻の大学の恩師でカルチャーの元講師でもあるA氏ですが、
すでに年齢的に80歳に近く、今ではシルバー施設に入所しています。
不定期に妻を含めた数名の教え子たちがA氏を囲み親睦会を行っていることは、以前から本ブログで紹介しているところであります。
そして、その実情はA氏は単にダシに使われているだけで、
教え子たちが集まるための大義名分に過ぎません。
なお、それではさすがに心苦しいと思ったのか、A氏の話し相手として私が引っ張り出されているという現状があります。
しかし、最近は囲む会メンバーの女史Dがホストに貢いで大借金を抱えていることもあり、
自分たちに火の粉が降りかかるのを恐れて、開催も途絶えがちです。
私はA氏のお相手要員に過ぎませんから、どうでもいいのですがね。
・ところが、どうやらA氏がこのところ体調がすぐれないようなのです。
妻たちメンバーが相談し、一度様子を見に行ってきた方がいいのではということで……、
それはまあお好きなようにと!
私はダシですから関係ないわと思っていると、
ではよろしくねって……どういうこと?
あんたらの恩師だろう、私は何の関係もないんだけど
すると、いつも囲む会でA氏と二人で話をしてるんだからって言うんだけど、
他に話す相手がいないからに過ぎないんだと言うと、
そんな薄情なこと言わないで様子見てくるのが人の道だとか???
そういった人の道とか義理人情的な論調で来られますと、
私非常に弱いのです。
でもねえ、あんたらがそう言う資格ないだろうと!
その事に気付く前に、私が行くという結論を出されてしまいましてね。
口達者な連中には叶いませんわ!
仕方がないから行くことにしましたけどね。
口下手はいつも損するわけですよ……