元カルチャー講師と妻の関係が判明

昨日の続きとなります。これで終わり!

旅先の宿で夕食後部屋に戻り、二人で飲み直しました。

酔いに任せ、ついにA氏との関係を妻に聞いてみたのです。

一瞬間があり……、アハハと急に笑い出す妻

つまり……焼いてんのね! ありがとう、と妻

はっ?

以下が真相のようです。

妻にはかつて高校時代から仲の良い親友Yさんがいて、同じ大学の文学部に進学しました。

ゼミも一緒でA氏のゼミ

A教授は当時は数十年も前ですから、相当格好良かったらしいのです。

ところが、A氏はYさんが気に入り密かに付き合うように……

そして、卒業後しばらくして結婚してしまったそうな

がっかりの妻ですが、Yさんとの親交は続き、結婚後もたまにA氏邸に遊びに行っていたらしい。

ところが、数年後Yさんは事故で亡くなってしまいました。

A氏は悲嘆に暮れ、それ以降意外にも独身で通したそうです。

妻はすぐに再婚すると思っていたらしいが……、

それほどA氏はYさんのことを愛していたようだ!

そして、Yさんの命日にはA氏のたっての願いで妻を呼び、二人で食事をしてYさんの思い出話をしたらしい。

それは今でも続いているとのこと

A氏が退官後カルチャー講師となってからは、親しい仲間を含めて不定期に集まり雑談はしているが、それ以上のことはない。

おそらくA氏は妻の体調不良をカルチャー仲間から聞きつけ、昔Yさんから聞いた妻の病気に思い至り心配したのかもしれない。

妻にもしものことがあれば、Yさんを語る相手すらいなくなってしまう。

そのため、心配でいられなかったのではなかろうか

という妻の見立てであるが……

A氏からの誘いは本当になかったのか?

それに関しては、まだA氏が退官以前に一度旅行に行かないかとそれらしき誘いはあったそうだ。

しかし、それを受け入れてしまうと、常にYさんが亡霊のようにつきまとうことになる。

それに、私との結婚も決まりかけていたので断ったと本人は言うのだが……(そこはもう信じるしかないし、この辺で終わりにすべきだと悟る)

ということで、納得しました。

一応、旅の最大の収穫はこれということになります。

翌日は、二日酔いでフラつきながらも気分すっきり帰って参りました。

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