バイト先店主の謎

バイト先の薬局ですが、相変わらず暇です。

要するに客が余り来ないのですね。

店主は高齢女性つまり婆さんですから、バイトの内容は重いものを運んだり、棚の高い部分への商品の陳列など、店主の出来ないことの補助的作業が主です。

あとは接客が少ないため店主の話し相手が自然と多くなってしまいます。

基本いつ行っても良いってことで採用になってますから、ポツポツ行ってましたがね。

徐々にもっと来い的な雰囲気が出てきましてね。

横に座って話し相手してりゃ機嫌が良いのです。

どういうこと?

不思議なのは、なぜこの店が持ちこたえているのかということですね。

道楽でやっているとしか思えないのです。

婆さんは時々所用で短時間外出しますが、何処に行くのか知りませんが……、

暇そうに座っているとたまたまにやって来た客の一人が言うのには、

店主はあちらこちらに土地を持っているそうで……

たとえば、近くにあるけっこうな広さの駐車場とか、この商店街の何店舗か貸してもいるらしいのです。

その客は又聞きの又聞きぐらいなので詳しくはないがと前置きをしつつ、

もともと店主はこの辺りの地主で、ご主人は養子で結構前に亡くなり、一人息子がいるんだけど数年前から行方不明らしい、との情報を得意げに話してくれました。

結局その客つまりおばさんなんだけど、話だけして何も買わずに帰って行ったけどね。

まあ、店主は金の心配はいらないようだけど、一人で寂しいということかもしれません。 😕

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