シニアの日常は地味だ

・A婆さんたちと別れ我が家に帰りました。

少しだけ婆さんたちと話をした感覚でしたが、時計を見るともう夕方です。

妻の病状は今がピークのようです。

全身的な倦怠感と若干の咳に悪寒など……

私の場合と全く同じ症状のようです。

しかし、こういった病の場合はどうも男性より女性の方が粘り強いのでしょうか?

なかなか私のように根を上げる気配がありません。

ひたすらじっと耐えている姿に感動すら覚えるわけです。

しかし、それだけでは時間がかかるだけですし、何か食べないことには体力の回復も見込めません。

冷蔵庫の食材と相談しながら、とりあえず雑炊を作り妻と2人でズリズリ啜りました。

・これはもう日にち薬の要素もかなりありそうです。

一応、回復ルートの上には乗っていると判断していますので、あとは栄養さえ取っていれば時間が解決してくれます。

私は大したことはできませんが、せいぜい身の回りのお世話はさせていただくことにしましょう。

しかし、つくづく思うのは、狭い我が家でふたりのうち片方が病に伏せれば、

途端に日常のバランスが崩れてしまい、

肉体的にも精神的にも不安定な状態に追い込まれてしまうということです。

特に歳を取ってきますと、この先のことをまず考えてしまうのです。

いずれはどちらかが欠けてしまうことになる。

すると、その日から一人暮らしになってしまうわけで、

それがいつ来るのか……

せいぜい今を楽しみたいと思います。

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