年金生活は不用意な出費に注意

・この時期寒いのは当たり前とはいえ、懐まで寒いとやるせません。

バイトもなくなりましたから、ずっと家にいるわけです。

すると、寒いから暖房に頼ることになります。

電気代やガス代もバカになりませんね。

ですから、隣町のデパートやモールに出かけ、暖かいところで時間を潰すことになる。

・しかしねえ、これけっこうつらいのです。

こういう時の時間って、目的がないので進み方が異常に遅い!

なので、休憩するためにちょっとした椅子などないかと探し回る。

あった! と思っても、大抵誰かが座っています。

しかも、それが爺さんや婆さんである場合が多いのです。

まあ、同類ですね。

ある共通点を持った一群は、同じ場所に結果的に集まってしまう。

その見事さに半ば呆れかえりながら、

一度座ったお年寄りは長時間お地蔵さん状態と化しますから、もうそのときはあきらめるしかありません。

・結局、歩き回りくたくた

でも、良い運動にはなりますがね。

そうこうするうちに、夕飯の時期になりますから何か買って帰ろうか……

でも、デパ地下の惣菜はバイトもなくなった年金受給者には少しお高めなのです。

やはり、そこはぐっと我慢し、近所のスーパーで安い惣菜を買い、

冷凍庫に小分けしておいたごはんを温め晩飯です。

・これがなくなると、土俵際に追い込まれた感が漂ってきまして、

チャルメラの足音が近づいてくる。

そうです、ラーメン生活が始まるわけです。

その前に、早く妻が帰ってこないかなあ

もう一人いると、それだけで安心感が生まれるのは不思議なものです。

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