久しぶりに婆さんを見舞う
・最近は余り近寄らない我が家近くの商店街です。
ここは以前はいろいろバイトをしていた場所でもあります。
薬局の雑用的なバイトから、焼き鳥屋、それにマンション管理人にうどん屋と……
次から次に働いておりましてね。
これも年金生活だけでは如何ともしがたく、それの足りない分をバイトでしのいでおりました。
久しぶりの商店街は見慣れた光景ですが、所々にシャッターの閉まった店もあり、新しく商店ができている場所もある。
さほど時間経過がないのですが、結構動きはあります。
・すると、後ろから私の名を呼ぶ人がおりましてね。
振り向くと以前バイトしていた焼き鳥屋の斜め向かいにある居酒屋の大将だ!
「やあ、久しぶり」と、しばらく雑談
その中で、私のマンション管理人の際そこの住人だったA婆さんの話になりましてね。
今はグループホームに入っておりまして、少し痴呆も進んできているようなのですがね。
大将が先日様子見に行ってきたそうですが、私に会いたいと……
どうも昔から婆さんに気に入られる傾向にあるのですがね。
金もないしいたわりの声もかけなるでなく……、
でも以前管理人の頃は、一緒に近くの大衆食堂に昼飯を食べに出かけてはいました。
・そんな関係ですかねえ。
思い出してくれるのはありがたいのだけど……
行けば行ったで無理難題を押しつけてくる側面もありましてね。
次来るときにケーキ買ってこいとか、手下まがいに命令するのですがね。
こちらも婆さんだからと、はいはい言ってるのがいけないのでしょうか……
まあ、このところ近隣に大手スーパーができることや、ご近所シニアの菊田老人の件などいろいろありましたしねえ。
A婆のことはつい失念しておりました。
ちょっと見舞ってくるか……

