ホームレスのおじさんと私の距離
比較的人口の密集している都市部で生活しています。
その関係でしょうか、数カ所でホームレスのたむろしている場所があるのです。
- 人は見て見ぬ振りをして通り過ぎます。
私も遠くを見ている振りをしながら、駅に急ぐ(実際は急いでいない)のです。
でも、ホームレスのおじさんたちはわかっているはずです。
ここでたむろするのが迷惑なのは‥‥、
ただ誰もそれを口にしないし、そんな権利もない。
ただ、通り過ぎる際チラ見する視線が痛いほど突き刺さっているのかもしれません。
なぜなら彼らは決して通行人と目を合わせようとはしないからです。
ほぼ1日その場に座り、何をするでもなく過ごす人がいるかと思えば、橋の下のちょっとした雨露をしのげる場所を見つけ、住み着く人など
中には早朝から空き缶の収集に出かけ日銭を稼いでいる人も‥‥
いろんな方々がその日を如何に生きていくか、時間勝負の毎日でしょう。
食べ物にありつけなければ、その時点で終わってしまうのですから
- あちらの世界は自分にとっては遠い世界のように感じていたのですが、
このご時世ですから先のことはわかりません。 🙁
ホームレスのおじさんたちと私は、案外近い距離にいるのではないかと思うのです。
私の回りには妻、子供家族、親族がいて、そのバランスの下になんとか日々回っていますが、そのどこかで破綻を来すことがあれば、いつあちらの世界に属するかもしれません。