カフェにて不動のマスターとなる

・腰痛は一進一退です。

でもね、どうであれバイトには行かなくてはなりません。

その点、サラリーマンはまだよかった。

有休消化という手がありましたからねえ。

シニアのバイトでは何の保証もありません。

這ってでも行くしかない!

そして、行きさえすればなんとかなる気もします。

カフェのマスターは行動半径も狭いですしねえ、頭脳労働は大して伴いません。

・とにかく現場に行き、俊敏さはなくてものたのたスローテンポで労働すればいいのです。

むろん腰が痛いことは店主ほかお客にも針小棒大に伝えました。

で、できるだけ動かないようにしながら、ときどき妻も様子を見に来てくれたりしつつ、

ときにお客が「マスター無理しなくていいよ。俺持っていくから」なんて行ってくれたりしてね。

むしろ客側からすればここは自分の居場所でマスターと共にあるという一体感を提供しているのかもしれません。

それはある意味、固定客の獲得に成功したともいえるのですがね。

まあそんなこんなで、動けない不動のマスターの一日は終わりました。

歳は取りたくないよね。

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