これが年寄りの冷や水だったんだ

・少し歩くとまあまあ大きな池がありましてね。

その周囲を含み公園になっております、そして池を周回する道がある。

当然遊歩道として使われていますが、ジョギングをする人もおりましてね。

暑い頃はまださほど多くはなかったのですが、このところの冷え込みでやっと秋が深まり、

急に運動ブーム到来!

色とりどりのトレーニングウエアに身を包み、冬場のマラソン大会に向けての練習でしょうか……

中にはシニアに属するような方々も走っているのですから、日本の国もずいぶん平和なのでしょうね。

・まだまだいろんな面で心に余裕がある、良かった良かった。

そんな感じで歩いていますと、この涼しさに便乗して良からぬ妄想が……

つまりですね、私も走ってみたいという欲求です。

といいますのも、若い頃はこれでもマラソンや駅伝をしていましたから、

少しは長距離走に自身があったのです。

しかし、そのイメージが脳みその中に記憶定着していますが、これがいけない!

半世紀以上も前の話なのですが、今はすでに身体は老いて朽ちかけているのです。

その現実をわかろうとせず、心先行の心理状態へ!

少しだけジョギングしてみました、ゆっくり……

・まあまあ行けるじゃないか!

でも、その距離たるやほんの10メートル程度、しかし10メートル走れるとその延長線上には100メートルがある!

そして、その先には1キロメートルがあり、10キロメートルがある! という、理屈

だから何?

でも、そう思っちゃうんです。

そして、その気になって池を一周することに!

でもねえ、いきなりそんなことしてもできるわけがない、半分も走らないうちに今日はこれくらいにしておこうか!

楽しみは後に取っておこうなんて、訳のわからんことをブツブツ

翌日です。

身体が重く、筋肉が鈍痛で……しんどいのなんのって

こういうのを年寄りの冷や水っていうんだった。

これが年寄りの冷や水だったんだ” に対して2件のコメントがあります。

  1. ももPAPA より:

    いやいや わかります。
    そんな思いになるっていうの よ~くわかります。
    若い頃 小・中・高・大学と体操競技をやっていて現役リタイアして中学生の体操指導を
    する機会があって 後転跳び(いわゆるバック転)の模範演技をしようと両腕を勢いよく
    振り上げながら両足でマットを後ろへ蹴り出した瞬間 ピキっとなって天使の一撃(ギッ
    クリ腰)を喰らったことがあって 今はもうあの頃へは戻れない ということを身をも
    って体感したものです。
    40代前半の頃までは、職場の慰労会の出し物で、連続バック転をこんな感じでよくやっ
    てました。(笑)
    https://www.youtube.com/watch?v=YfkPj9GUGFQ

    1. yoreyore より:

      そうなんです。町内のちょっとした運動会的な催しに参加したことがありましてね。
      ほんの数十メートル走るのですが、走り出して心はすでにゴール、でも実際はまだ数メートルしか進んでいない。
      幽体離脱状態でした。

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