習慣とは時に虚しくもある
・パン屋の仕事もなくなり、単なる年金受給者となりました。
夫婦共々ですが、なんかこう不自然といいますかね。
毎日何も考えずに朝目が覚めると動いていた体が、動かさなくて良くなったわけで……
習慣化されていたものが突然なくなると何をしていいのかわからなくなるのです。
この感覚は遙か以前に、サラリーマン生活を定年退職でやめた翌朝の感覚に類似しておりました。
あの頃はまだ多少なりとも体力が残っていましたから、朝から外出した記憶があります。
でも、あれから年金だけでは生活が立ち行かない現実に遭遇し、
バイトに明け暮れてきましたが……今回もそうなりそうです。
・まあ、人それぞれの生き方ですから仕方ありませんね。
ただ思うに……人生において悲惨な最後だけは迎えないようにしたいと思います。
そのためには新しい働き口をなんとか確保しなければなりません。
ここ数年、急激な物価上昇が続いています。
目に見えてスーパーで買える食材の質が低下しているのです。
牛肉なんかずいぶん買ってないような気がしましてね。
豚肉もしかりで、鶏肉の安いところをタマネギと混ぜて味付けをして食べるのがごちそうだったりするわけです。
うーん、寂しいですが、栄養面から考えればどうなのか……
案外購入額と栄養バランスとは余り関係ないのかもしれません。
しかし、心的満足度においては、今まで買えたものが買えなくなっているという事実は重大です。
徐々に土俵際に追い込まれていく様子を肌で感じるわけです。
それにあらがうためには、少しでもバイトをして年金に上乗せするしかありません。
ということを肝に銘じてはいるのですが、
生来のいい加減でのんびりした性格のため、さほど緊迫感も感じずまた同じことを繰り返すのではなかろうか……
そういった私あるいは夫婦なのです。

