人は見かけによらない
・元同僚Q前さんですが、翌日も少し時間ができたので病院に行ってきましてね。
前回見舞ったとき暇そうにしていて、大変喜んでくれたので……であればと思い……
すると、病室の雰囲気が昨日とは異なっておりましてね。
ドアをノックすると、女の子が出てきました。
奥には大勢の人々?
Q前さんが、やあ!
病室には7,8人いて、すべて女性だ!
老若いろいろ……、こちらは理解できずに入っていくと、紹介されましてね。
子供と孫でした。
・家庭の状況は全く話さない人だから、今まで知らなかったのですがね。
彼は奥さんとは死別していますが、娘が3人で各娘に子供が2,3人ずつ。
すべて女で、今その大部分が見舞いにやってきた状態で、けっこう圧迫感がある。
一人ずつ紹介されたんだけど、そんなもの一度に名前を覚えられるはずもなく、
適当に雑談し、さっと帰って来ました。
というわけで、まあまあ幸せそうにやっているんですわ。
なんかちょっと自分と比較してしまい、妻と二人だけの生活が長いので、
ああいう子供や孫に囲まれた状況に少し憧れてしまいそう。
もう、見舞いに来なくても良いかな……
人それぞれ歩いてきた人生の結果、今があるのですねえ。
私の知っているQ前さんはほんの一部でしかありませんし、
きっと私の知らない部分で娘や孫たちといろいろあるのでしょう。
自分を振り返ると、私も妻とは長年共に生活してきていろんなことがありましたが、
そういうことを含めての私の人生ですからね。
Q前さんのうれしそうな表情をみて、少し彼が遠くに感じてしまいました。
彼もまた自分独自の道を歩んできたんだと……


ちょっと羨ましくも感じますね。我が家も二人暮らしが長いです。
娘たちが帰るのは年に1回程度ですし。
なんとなく世の中二極化している気がします。