歳を取ると怪我の治りが遅くなる件
・元会社の同僚Q前さんが骨折入院して、数週間が経ちました。
以前その情報を聞きつけ、見舞いに行った帰りに喫茶店のバイト募集の貼り紙を見つけ、
今はそこで働いているわけです。
そのいきさつを考えれば、もしQ前さんが骨折入院していなければ、
もしくは骨折してもその病院に入院していなければ……、
私はまだバイト探しの日々を送っていたかもしれません。
いや、まず間違いなくそうなっていたはずです。
そう思えば不思議な感覚にとらわれてしまいますが、とりあえずそれはそれ!
・Q前さんはその後どうしているのか……
忙しさにかまけて、忘れていた薄情な私です。
これではいけないと思いましてね、バイトの昼休憩に近くですから様子を見てきました。
やはり、大腿骨の骨折はやっかいですねえ。
あんな太い骨が折れてしまうわけですから、元に戻すのも大変です。
それに、もはや老境に差し掛かろうかという身であります。
治るスピードも若者と同じというわけにはいきません。
恐る恐る病室を覗いたのですが、果たしてQ前さんはベッドの上で暇そうにしていました。
ただリハビリは開始していました。
年寄りが寝たきりになると痴呆発症率が格段に高くなるということでね。
本人はそれを恐れているのです。
見舞って良かったです。
大変喜んでくれましてね、彼も友達が少なそうです。


若者の身体の傷は回復が早いが、心の傷は治りにくい。
老人の身体の傷は回復が遅いが、心の傷は治りやすい。
心の傷まで思いが至りませんでした!