旧友の足跡を追う
・久しぶりに元同僚のS山さんを訪ねてみると、もぬけの殻でした。
電話もつながらないし、元同僚の方々や元パワハラ上司も彼の行方を知りませんでした。
私も身の回りにいろんな事がありましたから、さほど彼に注意を払っていなかったのです。
以前同様また旅にでも出たのでしょうかね。
・一言くらい連絡がほしかったなあと思いながら、無事でさえいてくれればそれで十分でもあります。
ただ、彼は奥さんや元引きこもり息子とは発展的解消をしましたから、もはや独り身ということになります。
そして、家族解消の際に財産も分けましたし、現在年金のみの生活者であります。
ただ結構な浪費癖もあり余り懐事情も余裕がないのは明らかです。
さて、その辺はどうでしょうか……心配です。
心配ですが、彼の現状を更に探りわかったところで私に何ができるかということになります。
・私も年金受給者であり、生活に余裕などない。
彼が最悪の貧乏生活を送っている可能性もありますが、そのとき助けを求められても
何もできないのです。
結局誰にも言わずに姿を消したのですから、
これ以上は行方を追うことなく様子を見ることにしました。
帰りにQ前さんを訪ねました。
彼はかつて元パワハラ上司のWジジイの手下的存在でしたから、いろいろ情報を持っているのではないかとね。
Q前さんの奥さんはお友達と旅行中ということでした。
・彼の家で雑談していると、どうやらWジジイの体調が良くないというのです。
そういえば以前もそのような話聞いたこともありましたが……、
入院しているとかでね。
詳しくはわからないが、どうやら内臓のどこかを切除したとかで……。
かなり痩せてしまったらしい。
奥さんにでも様子を聞いてみるかということで、Wジジイの家まで行ってみました。
彼は結構植木や盆栽が好きで、家の周囲は四季折々草花が咲いていたのですが、
もうほとんど草花はなくなってしまっている。
少し不吉な気配を感じたのですが、奥様は不在でした。
Q前さんは、日を改めて奥さんに入院先とか現状聞いておくということなのでそのまま帰宅。
かなり心配だ。

