シニアの不安は生死に直結する

・歳を取っても、いろいろ面倒な話や不安をかき立てる噂が後を絶ちません。

現役を退く際は、これからは心穏やかにシニアの日々を送りたいと思っていましたが、

なかなかそんな甘い社会ではありません。

ということを、身をもって感じている日々ではあります。

年金生活のみで生き延びることはできず、バイト収入でなんとか埋め合わせをしてきましたが、

やっとパン屋経営という生きるすべを獲得!

・なんとかここしばらくは生活も安定してきたなと思ってはいたのです。

ただ、前経営者夫婦から受け継いで日も浅いので、技術的なものはまだまだですがね。

これから修行も更に必要だと思っていた矢先ですが、近くに大きなスーパーができるらしいという噂です。

当然ながら、食料品売り場ができ、中にはパン屋もできることでしょうねえ。

すると、そこには見た目にも食欲をそそるようなおいしそうなパンで満ちあふれることになる。

お客はそちらに目を奪われますから、買うことになるかもしれません。

帰り道そういえば、ここにもパン屋があったなあと、我がパン屋を横目で見ながら、

でももう買ってしまったし、わざわざ寄ってみるまでもないか……帰ろう、

てなことになりかねないのです。

いや、むしろそれが自然な流れになるのでしょう!

すると、時間とともに我がパン屋は忘れ去られ、売り上げが落ち、疲弊していく……

当然、店全体に不景気な気配を醸し出すようになる。

なぜか?

それは簡単、併設のカフェには以前に比べお客を見かけなくなっている。

外から見ても、あの店儲かってないな……いよいよ入りづらい!

・そんな負のスパイラルに見舞われるのではないか???

心配はつきません。

妻と今夜もどうしようと……喧々諤々のただ中におるのです。

すると、そのとき電話がありまして、出るとまた長谷さんです。

私が出た途端、菊田老人に代わり、「お金の件どうなりますかね。少しでいいから貸してください!」

ぶち切れたのはいうまでもありません。

私は直ちに彼の奥様に電話し、事の顛末の説明とどうにかしてくださいという懇願を……

その後のことはどうなったのかはわかりませんが、

奥様はこれからすぐに長谷さん宅に伺いますから、申し訳ありませんでしたと!

余程奥さんの方がまともだ!

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