シニアの人間関係における信頼度とは……
・このところサラリーマン時代の元同僚や元上司から音沙汰がありません。
日ごろはパン屋稼業に精をさす私ですが、ふと時間ができると気づくのです。
あの方々は今どうしているのか……
どちらかといえば、今までは向こうからやってきて私の生活にちょっかいを出してきた方々です。
ですから、私の方から積極的に絡んでいくことは少なくて、受け身の私でした。
・Wジジイ、S山さん、元同僚P谷さん、Q前さん、……
急に懐かしくなってきましてね。
癖の強い方々ですから、近くで接触すると毒気に当てられることもしばしば。
逆にいないとその毒を求めてしまう。
ひょっとして、依存症とはこのようなものかもしれませんが、人間関係にもあるのでしょうか?
とにかく気になり出すと、居ても経ってもいられません。
誰と接触しようか……
S山さんは離婚に家族崩壊、それに同棲に別れがあり……私が把握しているだけですごく複雑で、
いきなり会っても荷が重いなあ。
元パワハラ上司のWジジイは、私が隣町のモールに行った折に元会社役員たちと雑談していましたが、
彼もあの中ではパシリに近い存在でね。
私にもここに来いと!
つまり、私にパシリのパシリをさせようとしていたなあ。
止めておこう。
Q前さんにするか……
でも、長年Wジジイの手下でありましたから、すぐに私の情報が伝わりそうだし……
すると、P谷さんしか残らない。
でも、P谷さんは心の中に入っていけない闇の部分を持っているのですよね。
どこまで心を開けるか……
・みんな一長一短だ、でも誰かに会わないと近況はつかめません。
うーん、そんなに近況を知る必要があるのかどうかというそもそも論もある。
二の足を踏んでいると、「やあ!」
ご近所シニアの菊田さんが立っていました。
私のマンションの近くですがね、彼も散歩中のようでね。
自称元会社役員でスーパーで余計な買い物をしたばかりに奥さんに一喝されていたあの方です。
ちょっとお茶でもと!
私も暇でしたから、付き合うことに……

