元部下を見舞うことになる

・かつての数少ない部下の一人だったT君が体調を崩し、もはや長くないかもしれないという。

しかも、T君はWジジイの遠縁に当るといいます。

Wジジイがそういのだから……そうなのでしょうね。

遠縁であるがゆえに、T君が病に伏せっていることもWジジイが知り得たのでしょう。

そして、T君は私に会いたがっているということも分ったのでしょう。

私は即座に「行きます」と返答しました。

当然でしょう。 苦楽を共にした人ですからね。

もっとも苦楽の苦はWジジイによるところも多々あります。

で、彼は今どこですか?

Wジジイによると、T君は鹿児島市内の総合病院に入院しているというのです。

……そうか……遠い!

飛行機か新幹線ということになるが、お金がない。

どうしよう

・すぐに行くと言ってしまった。

実際、すぐに行きたい! しかし……

帰ってから妻に相談してみるか

急に暗い顔になり帰ろうとすると、

Wジジイが茶封筒を出して私も一緒に行きたいところだが、

このように体調悪いから……これで1人で行ってきて欲しいと!

封筒にはお金が入っていました。

Wジジイは私が貧乏だということを知っています。

だから、遠縁のT君の見舞いを私に頼むのが辛かったのでしょう。

だから、自分が体調が悪いということにして、

代わりに行ってもらう形にしたかったのです。

でも、急に私とQ前さんがやって来たので、ニンテンドースイッチをやっている現場を見られてしまった。

話がややこしくなったということのようです。

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