肩の荷が下りるとはこのことか……

・運動不足は健康維持に大敵と思い、毎日散歩がてらけっこう歩いています。

そして、今日もいつものように出かけましてね。

公園ですが、ここは爺婆の皆様方も運動がてら散歩をしてらっしゃいます。

一汗かいたので帰ろうと思い大通りに出ると、携帯に電話がかかってきました。

A婆さんの属するグループホームのスタッフからです。

・また、無理難題が生じたかと一瞬手が止まったのですが、一応電話には出ました。

すると、今骨折入院中のA婆さんの遠縁の方で遠方にお住まいの……後はうじゃうじゃと話は続きましたが、

道路際で車の音がうるさく半分は聞こえない。

でも、大まかに話の内容は把握できました。

要はA婆さんの縁者の方がA婆の様子を見にやってきて、スタッフが私のことをあれこれ話したようです。

すると、一度お会いしたいと!

余り気が進まないけれど、断るわけにもいかないし結局の所今外出中だから、その足で病院に向かいますと……

会いました!

意外にも、縁者は家族3人でやってきていて、しきりに大変お世話になったと言うのです。

私は、まあちょっとした知り合いでそんなに力にはなれていませんよと話したのですがね。

スタッフからいろいろ聞いていたようでしてね。

・今後ともよろしくって言われはしないかと恐れたのですがね。

意に反し、治療が落ち着けば痴呆も進行しているので、縁者の近くの介護施設に入れようと思っているということでした。

であれば、私も安心です。

それは良かったと心から思いました。 😀

認知の進行具合から推測すると、いずれはA婆も私のことなど忘れてしまうでしょう。

そうなればやはり縁者の近くの介護施設にいた方が良いに決まっていますからね。

縁者の方々から大変感謝され、ちょっと心苦しかったのですが、

これでA婆も安心して余生を送れるはずです。

その日は心の荷が一つ無くなったようでほっとしました。

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