なるようになれと思うシニア生活であるが
・今日が終われば明日が来る、そして……という感じで日々過ぎて行きますがね。
一年という年月は実に早いものですねえ。
特に暑い時期がやっと終わり、秋風が吹けばあっという間に年末の気配が迫りつつ、
その前段階としてはハロウィンなのでしょうか。
私どもの子供の頃はハロウィンなんて言葉すら知りませんでしたし、
ましてや仮装するなんてこと考えても見ませんでしたよ。
・でも、今思えば大手を振って仮装できるなんて実に面白いじゃありませんか。
一度でも仮装して町中歩いてみたかったなあ。
ところで、このころ日暮れも早くなり、夕闇迫ってくるとなぜかメランコリックになりましてね。
連動して世の無常やはかなさという所まで足を伸ばして思ってしまう。
案外感度の高い心も兼ね備えているのでしょうか。
しかし、取り巻く環境はそんな生ぬるいものではありません。
・日々の生活はカツカツですが、その他雑多な案件もありましてね。
たとえば骨折で入院中のA婆さんの件ですが、グループボームには私は知り合いに過ぎない旨説明しているのですがね。
近くにいろんな判断をすべき親類がいないのです。
本人は痴呆が進みつつある現状を考慮すると、スタッフもどうしても私に相談してくる。
私もある時期世話になったこともありますから、むげに断りづらいのです。
最低限のことはお世話することにしてはいますがね。
こうなってくると、他人事とは思えないのです。
近い将来私にも起こりえるのですからね。
A婆さんを自分に置き換えてみると……途端にすがるものがないさみしさと言いますか、
なのでずるずるとね。
今日も様子見てくるかね。

