シニアと健康不安

・歳を重ね年々健康不安が増してくる私です。

しかし、その不安もどこがおかしいとか痛みがあるとか自覚症状があるわけではありません。

ただ、若い頃から数十年かけて少しずつ体力が落ち各臓器も耐用年数に近づいてきている。

つまり漠然とした不安が大きくなってきているということでしょうか……

ある日突然身体がいうこときかなくなれば、すぐに自覚し、病院に行き治そうとするのですが、

数十年かけ徐々に衰えてきたこのシニアの身体は今更後戻りできません。

なすすべなし!

病院に行き医者にあれこれ説明するのですが、しばらく様子を見てみましょうとか、

結局病名が慢性老人性……つまり、間接的に直らないという表現なのです。

・それを素直に受け入れるには少々時間がかかり心の整理も必要です。

なんとか元の若さを取り戻す方法はないものか……

しかし、身体の若老は一方通行です。

老から若へは決して行けませんし、それを頭の中では理屈としてわかっているのですがね。

認めたくない!

衰えてきたなと思えば、一時運動したり栄養に気遣ったりするわけです。

すると、一瞬若返った気分にはなるけれど、気のせいです。

決して下り坂を引き返すことはできません。

ちょっと油断すれば、かえって下る坂道の勾配が急になったりする。

人生か片道切符だということを認めればずいぶん気分的に楽にはなるのですが、

まだやり直せると思いたくなるんですよ。

そんなことを繰り返しながら、すでにシニア老人となった昨今です。

今更若者には戻れませんが、その落差は端的に持久力の差だということがわかります。

ちょっとした荷物の運搬で息が切れる私に比べ、

若者は無限の体力を持ち合わせています。

数十年かけこんなに衰えたのかということを認めるとき、さみしさがこみ上げてきて、

元には戻らないんだという思い!

さて、これから残りを人生どう生きるべきか……

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