癖の強い人がいなくなるとシニア仲間は崩壊する

・親しい仲間が疎遠になるきっかけはいろいろあるかもしれません。

年々先細り感のあるシニアにとって仲間の減少は寂しい限りです。

そして、割とそれは突然やってきてしまう。

突然付き合いの頻度が下がってしまうのです。

冷静に考えて、それはいつ生じるか……

それはある人物がいなくなるときです。

グループ内には癖の強い人が必ずいましてね。

その人の気まぐれで、今日が酒飲みたいとか遊びたいとか思うと、知人に手当たり次第連絡する。

で、言われた方は受動的だったりしますから、暇だし集まってくる。

・それでグループが成立しているようなところがあるのです。

たとえば私の話で言いますと、元同僚諸君でたまたま近所に住んでいた方々です。

そして、そこに割って入ってきた元パワハラ上司のWジジイです。

これがまた強烈な個性を発揮し、現役のころは上司として君臨し、

長年に渡り苦しめられたのですがね。

たまたま近所に住んでいたものだから、退職しもう関係ないのに飲み会に割って入ってきましてね、

現役のころと同じようにあれやこれやと主導したがるのです。

我々元部下たちも頭の中ではもう関係ないと思ってはいても、長い年月の中で主従関係みたいなものが成立していましてね。

・断るといちいち理由聞いてきたり面倒くさいから、それに暇だしね、

つい言われた場所に顔を出してしまう。

そういった一人が主導する仲間って割と存在します。

こちらも楽で良いのですが……、ある日そのWジジイが亡くなってしまうと、

もはや主導する人物がいないのです。

糸の切れた凧のように求心力のないグループは、

そのうちほどけて風に乗ってバラバラになってしまいます。

それがよかったのかどうかわかりません。

しかし、Wジジイ以外私も含めてもう少し主体性があれば、なんとなく飲み会くらいは続けられたのではないか?

少し反省ですが、逆にもう少し主体性があり主義主張を言えていればけんか別れしていたのは確実です。

それ以前に会社を辞めていたことでしょう。

言われるがままに生きてきた人間とはこんなものなのかもしれません。

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