シニアにとっての運動とは……

・シニアになって幾年月、すでに身体は耐用年数に達しているように思われます。

なんと言いますか……、体が水分が少なくなり枯れ草を束ねたような筋肉触感!

関節は潤滑油が足りず、ギシギシ感あり。

これが毎朝目覚めたときの感想です。

そこからなんとか一日動ける状態に持って行くためには、まず準備体操が不可欠です。

屈伸運動から始まり、体全身曲げたり伸ばしたり……

歳は取りたくありませんね。

・そうです、シニアにとっての運動とは体を機能させるための準備運動なのです。

しかし、年々さび付き方も深刻化しておりましてね。

とりあえず毎朝の準備運動により動けるようにはなりましても、

外出していると途中で燃料切れを起こす頻度が多くなりましてね。

筋張った足の筋肉が痙攣したりします。

これはもう最高に恥ずかしいのです。

片足持ち上げた状態でスーパーの陳列棚の側で凍りついた状態になる。

買い物客は不審な顔しながら、ヤバいものを見て見ぬふりをする雰囲気を漂わせながら通り過ぎていく。

・そうなのです、私はヤバいものなのです。

そんな経験を一度でもしますと、妙に意識しましてね。

別の日にスーパーに行っても、また同じ状況にならないか心配で、

歩き方に異常に神経を使ってしまい、余計体が硬直して足がおかしくなってしまう。

若い頃は自分の体は自分の意思で自由に動くのが当たり前でしたが、

今はさび付いたロボットを動かすために、頭の司令室にある操縦装置を動かしている自分がいるのです。

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