高齢者の自覚のない私
・不思議なものです。
すでにシニアとなりけっこうな歳月が過ぎ、それは前期高齢者となった年月でもあります。
しかし、目線はいつも普通のおっさんでしてね。
決して自分を高齢者だとは思っていない自分がいるのです。
電車に乗っていても爺さん婆さんが乗ってくると、席を譲ろうとしてしまう。
すると、すごく恐縮されてしまい……???
・しばし時間をおいて、ああそうか、俺も爺さんだった!
てな感じですがね。
そんな日は家に帰ってから鏡で自分の顔をまじまじ見てしまうわけです。
すると……ため息しか出てきません、目の前にいるのは立派な爺さんだ!
そうなのです、俺は爺さんだ……悲しいけど
でもね、それは一瞬です。
翌日にはそんなこと忘れてしまい、シニアとしての自覚すらありません。
心はまだおっさん
まあ、そのうち体が動かなくなってくれば、爺さんとしての自覚もできてくるのでしょうかね。

