パン屋にもインバウンドの波か?
・二ヶ月ほど前に我がパン屋に外国人旅行者とおぼしき家族がやってきました。
パンを買い、併設の私がマスターのカフェで食べて帰っていきましてね。
こんな目立たない小さな駅近くの場所にもやってくるようになったかと感慨ひとしお。
その際、慣れてないものですから、対応にあたふた……
これは例外で今後ないものと思ったのですが、一応大急ぎで英語のマニュアルとメニューは作りました。
パン屋のパンにも日本語の下に小さく英語で名前を記載。
購入の流れみたいなのを作り、貼っておいたのですがね。
・その後、外国人は来ませんでした。
やはり、あれは気まぐれに入っただけなんだと……
しかし、一ヶ月ほど前からポツポツと外国人が入ってくるようになりましてね。
徐々にその数は増加しております。
しかし、一口に外国人といっても、世界中に150以上は国があるはず。
いちいちどこの国から来たのか聞くわけにもいかず、言葉も千差万別です。
当然日本語と英語だけで対応できるはずもなく、ほぼゼスチャー
しかし、練れというものは恐ろしいものですね。
当初は外国客が入ってきただけでオロオロ、緊張感が半端なかったのですがね。
回数を経るに従い度胸がついたのか、なんとかなってきたという自信なのか……、
動じなくなりました。
時にはアドリブで、というか元々ほぼアドリブ対応なのですが、トレイにのってるパンの代金をいただくだけですから、
さほど難しい対応ではありません。
そんな感じで、パン屋の方は妻とパートの婆さんがなんとかできるようになりましてね。
併設の私もカフェでも、その流れでやってきて、コーヒー注文してくれて適当に食べて帰ってくれる。
・それはありがたいんですが、問題は常連のお年寄り連中です。
元々外人には慣れておりません。
横に座っただけで緊張感が半端ない!
貝のように押し黙って、パンを食べコーヒーを飲みそそくさと帰ってしまう。
おかげで回転率は良くなりましたが、しかし、常連が来にくくなってしまうというのも考えものでもあります。
しばらく様子を見るしかありません。