シニアの痴呆対策
・実は先日以前勤めていた会社の同僚が定年となり、慰労会の案内がきました。
即座に「行きます」と返答!
しかし、会社を定年で去って以来ずいぶん年月が経っています。
あの頃の部署のメンバーもかなり入れ替わってしまったようです。
しかも、今の部長はどんな方かも知りません。
同僚の定年の祝いに行くのはいいのですが……、ちょっと肩身が狭いし周囲に知らない人ばかりだとつらいなあ。
・そんなことがちらっと脳裏をかすめますとね、もういけません。
精神的にだんだん後ろ向きになりましてね、日増しに憂鬱になる。
そりゃあ、今の生活はルーティンに動いていますからほぼ予定調和の毎日です。
あらかじめ決まったことの繰り返し、枝葉の突発的に発生する問題は幹が同じなのでアドリブで対応可能。
すると、心に余裕ができましてね、逆に言えば緊張感に乏しい日々でもあります。
でも楽なのです。
そして、そんな楽な生活に慣れてしまっているシニア生活という現実がありまして、
そこに降って沸いた元後輩同僚の定年の集い。
具体的にその規模も何も知らされず、行きますと答えてしまってからいろいろ考え出しました。
・すると、日に日に出席するのが億劫になってきましてね。
でも、刻々とその日は近づいてきて、ついにその日に!
重い足を右左と上げながらようやく会場へ!
すると、顔見知りだけの10人ばかりの飲み会でした。
正式な社での送別会は後日ということだったらしいけど、懐かしい人たちに会い久しぶりに馬鹿騒ぎの楽しい時間を過ごすことに!
すると、脳の精神活動が超活性化!
自分でもびっくりするほど頭の回転が速くなってしまうという現実に気づきましてね。
一気に痴呆から遠ざかってしまったようです。
そこではたと気づきました。
痴呆対策はこれなんだと!
たまには異なる環境に、自分から身を投じてみるのが一番なのかもしれません。