シニアは守りの生活を好む

・予定調和の安定した生活は心地よいものです。

居心地がいいものだからそちらの方に傾いてしまいます。

それが、老いてきますとね、その傾斜がより鮮明になってきましてね。

昨日ああしてこうして一日が終わったということは頭の中に入っています。

そうしますと、本日も同じようにすれば高い確率で無事一日が終わるであろう。

だったら、同じことをしよう。

・朝起きたときにそう思うわけです。

すると、すでに今日一日は終わったも同然です。

すでに道が存在し、その道を歩いて行けば本日はすぐに終わってしまう。

簡単なものです。

少し昨日と違うことがあれば、ちょっとだけ頭使いすぐに元の道に戻ればいい。

で、あっという間に今日は終わりで、すると明日も同じことをすれば安全だ!

しかし、それでは冒険もせずに気がつけばさらに老いている。

だんだん世界が狭くなってしまい、できることだけを行いできなさそうなことには冒険しない。

むなしいのですが、そこですよね。

心の中ではもっといろいろなことをしてみたいのですがね。

体力の衰えもあるのか、すべてが面倒くさいのです。

これが、老いることのデメリットなんだろうか……最近こんなこと考えています。

シニアは守りの生活を好む” に対して2件のコメントがあります。

  1. くろひょう より:

    「すでに今日一日は終わったも同然。すでに道が存在し、その道を歩いて行けば本日はすぐに終わってしまう。」
    深く共感致します。
    私は定年退職後、家族の生活介助を理由に無職で2年過ごしました。
    おっしゃる通り、日々冒険する事なく世界が狭くなってしまい、虚しさで心一杯になりました。
    そこで2月より、週2日アルバイトに出始めました。
    たった2日ですが、帰宅すると心身共ぐったりとなります。
    知力、体力の衰えを感じます。
    人生最後は社会のお役に立てるよう、と志高く始めたアルバイトでしたが。
    無職で辛かった思いはどこかに消え、
    働き始めた辛さが芽生えて来ました。
    これでよかったのか・・・
    日々考えています。

    ブログ、いつも楽しみにしております。

    1. yoreyore より:

      貴重なご経験語っていただきありがとうございます。
      私は毎日ブログで身勝手なことを書いていますが、人それぞれ違った人生を歩まれているのだと実感しました。

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