パン屋の動向
・毎日何もないようでいろんなことがあるものです。
その一つ一つに判断を加えながら、半分無意識のうちに対応しているのです。
パン屋も同じです。
経営的にはじり貧の状態ですが、現状をなんとか打開しようとあの手この手……
といっても、他人から見ればこの程度かと失笑されるかもしれません。
でもまあ、これが自分にできる精一杯のことなのですから、
これで店を閉じることになったとしても、その程度の器だったということなのでしょう。
要は自分なりの精一杯をしたかどうか、なのでしょうね。
・ところで、そのいろんな小細工ですが……
ここにパン屋があると認識しづらいという点でしたが、
新たな看板を作り、通行人が窓越しに中の様子を見ることができ、
そして、買ったパンを横のカフェで食べながらコーヒーを飲めると、
すぐ分る状態にしたつもりです。
カフェの様子も外から見ることができ、どの辺りの席が今空いているか分るようにしました。
これは、逆に中からも通行人がよく見える状態ともいえます。
すると、お客も見られているということを意識するわけです。
そこそこの節度を持つという意識ももたげてくるのではないだろうか……
そんなことも思ったりするのですがね。
・あとは基本の丁寧な接客。
これがあって成り立つことです。
しかしながら、更にその上流のおいしいパンがあるのかどうかという点。
これは、妻の腕にかかっているわけですが、
現状では前のパン屋店主の腕にはまだ及びませんが、それなりに恥ずかしくないレベルにはなっているようです。
ということで、しばし時間が経過しているのですがね。
少しずつ状況は好転しているようです。
しばらく様子を注視しているというところです。