予定調和に満足するシニア
・パン屋の運営ですが、じり貧傾向ですからなんとかしないといけません。
なので、どういった対策を講ずるかで悩んでいるわけです。
当然です。
しかし、これは新しいことをするという意味でもあります。
朝が来てパン屋に赴き一日決まった労働をして家に帰り飯食って寝る。
そんなルーテイーン化された日々に、新しい何かを生み出すための時間を作り出さなければなりません。
そして、その何かをパン屋の改善に埋め込み反映させる、
・これはかなりのエネルギーがいるのです。
つまり、これは決まり切ったパターンの予定調和的行動ではありません。
しかし、他方このような行動は爺婆などシニアには不得手であるのかもしれません。
私もそうですが、決まり切った毎日は平凡でつまらないのですが、
目新しいことをする必要もないのは楽で良いのです。
・しかし、そのような一日はあっという間に過ぎます、頭を使わなくても良いですからね。
そして、その積み重ねもあっという間に終わり、気が付けば晩年になってしまっているはずです。
ああ、もっと充実した毎日を送りたかったけど、できませんでしたと嘆くに決まっています。
でも、それがなんとなく分っていながらしないのです。
なーんでだ?
おそらくですがね、体力的な衰えの問題ではないかと……
若いころに比べけっこう持久力が低下していますね、
それは集中力の低下に顕著に出てきます。
・やろうとそのときは思っても続かないのです。
ちょっとはじめただけで、しんどいのです。
これが老いるということなのでしょうかね。
でもね、パン屋の改良はやらねばなりません、生活がかかっていますからね。
年金だけでは生きていけないことは確定していますから、
それに今さらパン屋たたんでバイトの口を探すなんてもう無理です。
これが最後の正念場かもしれません。