シニアジジイの心の中
・パン屋での諸問題など毎日いろんな課題がないようであるわけです。
これは別にシニアに限ったことではなく、人間一般の問題ではありますが、
シニア故に発生する事案もあります。
つまり、肉体的な老化のもたらすことや、多少反応の落ちた精神的応答の問題もあります。
平たくいえばジジイ特有の相手との摩擦……
・歳取ってきますとね、意固地になりがちです。
どうでも良いレベルのことでも我慢できずに頑固に拒否したり、
スルーすれば良いものに首を突っ込んでしまう。
そしてにっちもさっちもいかなくなると、老人風吹かせ私はいじめられたいるという亭でアピールする。
でもねえ、心の底はわりと単純で、寂しさが根底にあります。
なんといいますか、疎外感といえるのかもしれませんがね。
かまってくれないといういじけた根性ですね、幼児的な部分が歳と共に心の中に沸いてくるのです。
それを人は「歳を取ると子供のころに戻る」といいますがね。
・でもねえ、どうしてそうなってくるのか不明です。
分ってくれない寂しさ、心の中を察してくれよという甘ったれた思考、
これがまかり通るような錯覚……のようなものがあるのです、困ったことにね。
だから、若者はジジイを頑固ジジイとか偏屈ジジイとか、いろんな呼び方をしている。
でもねえ、根底は寂しいのです。
先の見えた人生だからです。
老いることの寂しさは、逆戻りができないと悟ったころからはじまるのではないかと、
開き直りも同時にあるのではと思いますが、
それは意外となく悪あがきがはじまってしまうのです。
結局無理難題を周囲に投げかけ、付き合いづらいジジイだと皆さん遠ざかってしまう。
そうすると、余計に寂しくなる、そのスパイラルですね。
私もそろそろそのスパイラルの入り口に立っていそうな気がしております。