シニアの表の顔と裏の顔
・ご近所シニアの忘年会があり、久しぶりに近所のドブさらいからの付き合いを振り返ったりしたのです。
といいますか、出発点がそこですから、
まだ日も浅いので今年を振り返るにもイベントはそれ以外ありません。
しかし、酔うほどに各家庭におけるそれぞれの立ち位置とか家庭の事情など、
いろいろ本音の部分が見えてくることもあります。
・そういう意味で酒を飲むというのは重要なことなのかもしれません。
ところで、なんとなく日ごろの表の顔とは違った状況といいますか、
家庭に戻った時の彼らの置かれている立場には相当なギャップがあるように感じました。
基本的には子供がいる家庭もとうの昔に独立し巣立って行ってます。
のはずです。
ところが、子供がいても未だに独身で同居している家庭が数件あるようなのです。
本人はそれが負い目になっていると感じているようでしてね。
多くを語らない!
しかし、隣に座っている人が耳元でささやいてくれるのですよ。
どうやら息子が会社勤めしていたようなんだけど、ある日やめてしまって家に引きこもったきりでねと……
近所に対する体裁もあってひた隠しにしているようだとのこと。
でもねえ、これはいつまでも続けるべきではないですよねえ。
あと10年か20年経てば我々は死んでしまう。
子供が一人残ればその先どうするのだろうか……
・また別の家庭では、毎日夫婦二人だけの生活が続き、顔を合わせるのも嫌になってきたというのです。
食事もすでに何年も前から奥さんが作るのを拒否している。
すると、今まで料理なんかしたことのないシニアジジイがキッチンに立つわけで、
途方に暮れているとか……
そこで交渉し、1回につき弁当500円で作ってもらっているとか、
でも最近物価高だから700円に値上げされたとかで、
完全に足元見られているようです。
しかし、そこが爺さんの限界かも知れませんし、理解不能な部分です。
自分で作ればいいんじゃないのか?
試行錯誤を繰り返しているうちに徐々に上手くなってくるはずなんだけどね。
自分でやるという発想がない。
常に受け身、人がやってくれるもんだと……
たぶん管理職が長かったのかもしれません。