シニアの悩みと年相応という概念
・シニアになりますと、それまでできていたことができなくなるとか、
あったものが無くなってくるとか、いろいろ寂しいことが起こるのです。
例えば、昔ほど酒が飲めなくなってくるとか、
髪の毛が抜けてくるとか、しわが増えてくるとか、疲れやすくなるとか、
夜頻繁にトイレに行くとか、忘れっぽくなるとか、ろれつが回らなくなるとか……
その他上げたら切りがありません。
・以前はずいぶん悩みましたし、へこみました。
だって、この調子で行くと明るい未来なんてないからです。
そんなとき、髪の毛が薄くなった友人が嘆いているのをみましてね、
でもこれって人間の一生の中で普通に生じることなんだと感じましてね。
つまり、その歳に普通に発生している症状に過ぎないと感じたわけです。
つまり、年相応です。
要はシニアという範疇で考えると普通の状態で、
逆にシニアになって髪がふさふさでつやがあり白髪が一本もなければ、
それは例外に過ぎないのです。
そう考えると途端に気が楽になりました。
そうなんです、私は一般大衆に過ぎませんから、
髪が抜けようが、酒が以前ほど飲めなくなろうが、年相応の普通のことなんです。
それに、一昔前ならもう普通に死んでいてもおかしくない年齢ですからね。