失踪元同僚のその後
・世の中多種多様なシニアの方々がいらっしゃいますねえ。
時間が有り余って、しかしどこに身を置いたら良いか分らない。
そして、家にいるわけにもいかず、最後はモールのフードコートで時間を潰す人々。
それも一つの人生でしょう。
決して悪いことではありません。
一方で、ある日突然姿が見えなくなり、もう1ヶ月以上は行方知れずのシニアもいます。
そうです、元同僚のS山さんです。
・一度私に連絡があり、旅の途中だと話しそれ以外多くは語らずそれっきり。
その時点では生きていることは確認できましたから、周りの知人は一応安心したもののそれっきり。
あれからすでに1週間程度は過ぎているのだろうか……
でもねえ、以降連絡もないので今どうしているのか情報もない。
元パワハラ上司のWジジイは再び私のところに電話かけてきましてね。
彼は大丈夫なのかと!
こういっちゃ何ですが、人間いろいろ用事があり予定が詰んでいるうちは自分の事で精一杯なのです。
なにもすることがなくなると、暇だからあれこれ思いをめぐらしてしまう。
そうすると、そういえばS山さんはどうなったのか?
で、私のところに問合せが来るわけです。
そうはいってもねえ、そこまで彼のプライベートを知り尽くした付き合いでもないのですよね。
わりと表面的な付き合いですから、心の内部まで知りません。
しかし、困りましたねえ。
いつまでこんな状態が続きますのやら。