突然の会社OBによる飲み会
・いろんなことがありながらもシニア生活は続いていきます。
ある人は失踪してしまい行方知れず、そして日が経つにつれ徐々に私の心から消えていきそうです。
と思っていたところ、元上司Wジジイからたまには酒でも飲まないかと……
珍しいなあと思いながらも、これは何かあると警戒の目も……
とにかく指定の場に行ってみると、元同僚のQ前さんにP谷さん
考えてみると、普段はここに失踪中のS山さんもいるはずなんですが、一人少ないと結構寂しく感じます。
4,5人という人数は個々の存在感を意識させるのにちょうど良いのかも知れません。
それはそうとして、久しぶりに集まったこともあり、元の部署の仲間という感覚が戻りまして、
そうすると元上司がどうしても中心になるわけです。
今さら文句言ってもどうしようもないのですが、まあ記憶にすり込まれてもいますから、これが不思議と落ち着いてしまう。
酒が回ってきますと、昔にワープしてしまい、言葉遣いまで昔の状態に戻ってしまいましてね。
・そのうちに気付けば上司にモミ手で酒をついでいたりして……
思わず身震いがして、いろいろ叱責を受けた過去が蘇ってきます。
Wジジイも過去の姿に戻りましてね。
その名の通りパワハラまがいの言動を繰り返すようになる。
そして、私に向かって、「S山君はその後どうなんだ?」と横柄に……
どうって言われても……「あれっきりですよ!」
「どうして、そのままにしておくんだ」
「……?」
「きみ、心配じゃないのか?」
なんか怒られているみたいな……
そのうち、ムラムラ怒りもこみ上げてきて、反撃に転じるわけでね。
「そうは言っても、彼の現状を知る術がないでしょ。
そんなに心配なら、自分が探せば良いんじゃないか!
私もあんた以上に心配はしているんだよ」
こちらも酔ってるから、ついぞんざいな態度で言い返す。
Q前さんがオロオロ、手下ですからね。
こちらは怒りが収まらない。
P谷さんも私側に付き、2対2の論争に発展!
いや、論争ではなく罵り合いでした。
Wジジイはこんな奴らと一緒に仕事していたかと思うと、わしは情けないと……
P谷さんは、こっちも立場上しょうがないから、できの悪い上司でも我慢してやってたんだよ。
生活がかかっていなかったら、あんたの頭にお茶を垂らしてやめてたんだがね!
Q前さんは「もうその辺にしましょう」と絶叫!